2022/09/13 10:15
こんにちは
ロージーです
台風が次々とできていて、気圧頭痛に悩まされる時期になりました。
今回は、ようやく商品化された柚子胡椒について。
実家の父から「そろそろ柚子胡椒の作り方ば教えんばと思っとるけん、9月になったらこっちこんね。」と電話があったのは、お盆過ぎに長崎へ里帰りして多良木に戻ってきた2、3日後のことでした。
ー え、いやいや。そう思ってたんなら、帰った時に言ってよ! ーと。
心の中で思ったのはいうまでもありません...
いえ、心の中の声が漏れていたようで。言ってました!笑
気がついた時には口が開いてた!!
「えー、無理やけん。この前帰ったたい..そがんお店もすぐすぐ休めんとばい。」と言いながらも、いつかは習いたいと思っていた父の柚子胡椒。
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毎年、長崎から送られてくる柚子胡椒はお得意様やお世話になった方へ少しですがお裾分けしていて。
とても好評だったし、商品化してほしい!という声もいただいていたので♩
レシピ教えてと言っても、これまで「いや、作って送ってやるけん。」の一点張り。
「材料てなんね?」と聞いても「秘伝のレシピやっけん、こいは誰にも教えられんとたい。」と、父と母しか知らない我が家の秘伝!笑
父に聞くのを諦めて、母にも尋ねましたが「お父さんに聞いて。お母さんは知らん。」
・・・。
ー いやいやいや、毎年一緒に作ってるじゃん! ーと思いながら。
「んー、わかった。じゃあ、今度来るけん。その時にまたお父さんに聞いてみようかな」と、話していたんでした。
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父は私や孫達に会いたいので、口実作りで "柚子胡椒づくり"という切り札を今回出してきたんだな。とも思ったのですが
元々、受け継ぎたいと思っていたモノのひとつなので。
とりあえず、都合つけて教えてもらうことになりました。
材料は一般的な柚子胡椒とさほど変わりないのですが、父がこだわっている絶妙な配分や手順など、確かに手間暇かかっていて
ある程度の量作ろうと思えば大変な作業だなぁ。と感じます。
でもやっぱり、こういう手間暇と食べた人が美味しい☺︎と言ってくれる。その瞬間を想い作り出されるモノには敵いませんね。
昔からたくさん作っては人へ配り回っていた父は「美味しかった」
この言葉が嬉しくて作り続けてきたんだなぁ・・と思います。
家庭料理が美味しいと感じるのは、もちろん幼い頃からの馴染みの味ということもありますが、食べてくれる家族のことを想い作っているから。
お店の料理やお菓子もそうですが、私はこれからも 私が作り出したモノを口にしてくださる、手にとってくださる方の笑顔を想い浮かべながら作り続けていきます♩
いつか、子ども達にも私の作るモノ、その想いを承継できたらいいな〜
(そう。子ども達の方から言ってきてくれると尚いい!笑)
話はそれましたが、そんな想いのこもった絶品!柚子胡椒。
機会をいただき、是非ぜひご賞味ください!
それでは、また。
mai.